令和元年は日本ゴルフ史に残る1年となりました。8月の全英女子オープンで渋野日向子が日本人42年ぶりのメジャー大会優勝を達成。試合中も笑顔を絶やさないプレースタイルから“スマイルシンデレラ”の愛称がつけられ、海外からも注目されました。
今年は、東京オリンピックの日本代表の有力候補でもあり、さらなる飛躍が期待されます。新しい年のスタートに当たり、昨年の感想、今年への抱負を聞いた。
昨年の感想、今年の抱負
ヤフー記事より抜粋https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200101-00000012-dal-golf
-明けましておめでとうございます。お正月はご自宅で迎えるそうですが。
「おもち食べて、お雑煮食べてという感じでしょうね。おもちは家で機械でつくんです。お雑煮はすまし汁みたいな中にかまぼことか葉野菜が入っている感じです。おせちは毎年お母さんとおばあちゃんが作っていますね」
-初詣には行きますか。
「近所の神社に行きます。そこはよく行く神社で去年の(大王製紙)エリエールで予選落ちした時も行きました。東京五輪に出られるように、(年末の米ツアーQTで)米ツアーに出場できる順位になれるように、あと1年間健康でいられるようにお願いします」
-昨年は8月の全英女子オープンで日本人42年ぶりのメジャー優勝を果たし、国内でもメジャーのワールドサロンパスカップを含む4勝。“シブコフィーバー”は社会現象になりました。2019年は渋野さんにとってどんな1年でしたか。
「人生が変わった1年でした。年間5勝でき、いい1年だったと思います」
-全英優勝で一気に注目度が高まり、生活が180度変わったと思います。どう受け止め、どう対応してきたのですか?
「全英で優勝してからすごく忙しかったけど、たくさんの人に支えられてここまでこられました。ひとりでは何もできなかった。全英で優勝してからそのことをすごく実感したので、今は感謝の気持ちしかないです」
-昨年のベスト試合を選ぶとしたら。
「やっぱり全英女子オープンですね。メジャーの試合に出るような選手にはついていけないと思っていたんですけど、意外とついていけたのでびっくりしました」
-昨年は賞金女王にはあと一歩届きませんでしたが、最終戦まで争っての2位。どう評価していますか。
「昨年はまずシードを狙って頑張っていたので、2位は正直びっくりなこと。1年よく頑張ったなってことかなと思います。1位になれなかったのは、まだ1位になるのは早いよと試練を与えてくれたんだと思います」
-昨年の自分に点数をつけると何点?
「結果としては100点を超えているけど、98点!2点はNEC軽井沢72の(最終日18番の)3パットです」
-“スマイルシンデレラ”と呼ばれることには慣れましたか。
「“スマイルシンデレラ”は定着してましたもんね(笑)。ひとりでいる時は無(の状態)なので、無で携帯をいじったりしていましたけど、応援されると自然と笑っちゃうのかな。自分ではメチャメチャ笑っているつもりはないんです」
-このオフの過ごし方は。
「先月からトレーニングを始めました。今シーズンへ向けての体作りをするのが目標ですが、太らないようにしたいというのもありますね。今月末からはタイで合宿します」
-今年はいよいよ東京五輪が開催されます。現時点の世界ランキングでは日本選手の2番手。代表入りの有力候補です。
「(代表が決まる)6月末までの試合は1試合も無駄にできない。海外、国内メジャーがランキングが上がるので、しっかり頑張りたい」
-五輪を意識し始めたのは北京五輪のソフトボールで日本が金メダルを取ったからだと聞きました。
「そうなんです。あれはすごい影響がありました。自分も小3からピッチャーやっていて、上野(由岐子)さんに近づきたいと思ってやっていたので」
-東京五輪出場が現実的になったと感じたのはいつ?
「全英で優勝してからです。もっと頑張れば上野さんと一緒に(五輪に)出られるかもと思いました」
-五輪に出場したら目標はどこに置くか。
「北京の上野さんを見て自分も金メダルを取りたいと思った。金メダルを東京で取ったらメチャクチャ格好いい。全英以上に影響があると思う」
-年末には21年の米ツアー出場を目指してQTを受験するということですが?
「去年の日本女子オープンで(畑岡)奈紗ちゃんと回った時、レベルの差を感じました。同じ組の柳簫然(ユ・ソヨン)さんと奈紗ちゃんが英語で会話でしゃべっているのもうらやましかった。世界レベルを日本で見られ、そこから世界に行ってみたいと思いました」
東京オリンピックで、金メダルを取る渋野さんを見たいです。ぜひその大きな夢を叶えてほしいなぁー
今年も昨年以上に素晴らしい1年になるようお祈りしています。