渋野日向子プロが台湾で開催される米女子ツアーアジアシリーズの「スウィンギングスカートLPGA台湾選手権(10月31日~11月4日)」に推薦出場すると発表されました。
米ツアー出場は8月に優勝した全英女子オープン以来2試合目となります。
オリンピックが大事
今季、賞金女王を目標にしている渋野さんですが、国内ツアーの「樋口久子 三菱電機レディス」(11月1~3日、埼玉・武蔵丘GC)は欠場ということになります。
国内ツアーを休んで台湾に行く理由は、来年の東京オリンピック代表を見据えての判断ですね。現在世界ランク11位。
畑岡選手が日本女子オープンの優勝で6位から3位にランクアップしたのも刺激になったんでしょう。
「来年のオリンピックが大事なので、世界ランキングを上げたり、維持したりするにはアメリカツアーに出ないとダメだと思ったからです」
とはっきりコメントされたようです。
確かに良い選択だと思います。
賞金女王は毎年チャンスはあるがオリンピックは4年に1度。ましてや自国開催となればランキングを上げてオリンピック出場を確実なものにしたいですよね。
東京オリンピック代表資格
東京オリンピック、ゴルフ競技の各国代表選手は、国際ゴルフ連盟(IGF)が発表している「オリンピックゴルフランキング」から決定さます。
女子はロレックスランキングを基に算出されるもので、6月29日付けのオリンピックゴルフランキング15位までの選手に出場権が与えられます。(各国最大4名まで)
16位以下は1カ国2人を上限として選出されます。
ゴルフ日本代表女子コーチの服部道子さんがテレビで言ってましたが、「実は選手選考が来年(2020年)の6月末までなんです。本当に最後の最後まで分からない。しかも、最後の試合は一番大きい全米女子オープンなので、大逆転もあり得るんです」とのこと
渋野プロが「全英」に勝つまでは、畑岡プロの次に鈴木愛プロが有力候補でした。「大逆転もあり得る」というのは渋野プロが抜かれるという意味ではなく鈴木愛プロにエールを送っているのでしょう。
当然、出場枠は最大4名ですから頑張ってもらいたいです。
ちなみに11月の「TOTOジャパンクラシック」は日本で開催される米女子ツアーの一つです。勝つと高いポイントが獲得できます。