12日、「Bridgestone Golf ドリームフェスタ 2019」が千葉県のPGM総成ゴルフクラブで行われ、宮里藍さんら30人のブリヂストン契約プロがアマチュアゴルファーとレッスンやハーフラウンドで交流を深めました。
会場で取材に応じた宮里藍さんは、今年“一番衝撃的”だったことについて聞かれると、即座に「絶対に渋野さんの全英優勝だと思う」と答えた。
女子ゴルフ界にとって本当に良いニュース
宮里さん自身も何度も海外メジャーで戦ってきただけに、その感慨もひとしおのようで
「私も含めなかなか達成できなかったことで、女子ゴルフ界にとって本当に良いニュース」と改めてよろこびを口にしました。
この渋野さんの勝利が今後の日本ゴルフ界にもたらす意味について
「誰かがそれを達成するのが大事。他の同世代の選手のなかには『自分もできるかも』とイメージした人がたくさんいると思う。これが後に続くのではと個人的にも期待してます」
渋野さんが42年ぶりに開いた門を次は誰がくぐるのか?楽しみしています。そして「今一番近い位置にいる」と、名前を挙げたのが畑岡奈紗さんです。
また、「飛距離でも海外勢に負けない選手が日本にはたくさんいる。五輪も含めて、いい形の連鎖反応が続くのではと思います」そんな期待を抱かせる、衝撃の勝利だった。
東京五輪について
渋野選手が海外メジャーを獲ったことにより、東京五輪の代表候補争いも過熱。
「ポイントを稼ぐため積極的にアメリカで戦うべきか?」について宮里さんは
「難しい決断です。アメリカに行ってランキングを上げることもできますがリスクも伴います。国内が充実しているので頑張れば渋野さんや鈴木愛さんのようにトップ20には入れますが、オリンピックの兼ね合いがあるので悩むところです」という見解でした。
ポイントが高い分、勝てばランキングが上がりやすいが、勝てなければ下がるリスクは大きいと言うことなんでしょうね。
つまり、渋野さん(ランク12位)や鈴木さん(ランク17位)のような東京五輪の代表に近い選手は国内が安心。
現在ランク外にいる選手は、海外ツアーで一発逆転を狙うべきと言う解釈でよろしいんでしょうか?
来季から河本結選手が海外ツアーに参戦しますが、東京五輪の代表選手はまだまだ分かりませんね。
注目の東京五輪ですが、宮里さんは他競技の選手らと東京五輪を普及するプロジェクト「ブリヂストン × オリンピック × パラリンピック a GO GO!」のアンバサダー、そしてフジテレビのアスリート・メーンキャスターとしてビッグイベントに携わります。
宮里さん、「メディアという立場で五輪に関わらせてもらうのは新しい挑戦。今後はジュニア育成にも力を入れたいので、どういう形でこの経験をそこに落とし込めるかを、来年はしっかりと勉強しながらつなげていきたいです」と抱負を語った。