渋野日向子プロが「デサントレディース東海クラシック」で今季日本ツアー3勝目を挙げ、獲得賞金1億円を突破しました。
最終日は8バーディー、ノーボギーの64で回り、8打差をひっくり返しての大勝利です。
8月の海外メジャー「全英女子オープン」に勝ってから5戦目。いつ勝つのか注目され、重圧がかかっていただけにほんとうによかったと思います。
5アンダー20位タイからのスタート
渋野選手は2日目を終えた時点で、首位とは8打差の20位タイからのスタートでした。
初日から首位をキープしている申 ジエ選手は、トータル13アンダーまで伸ばし絶好調です。
3打差の2位には15番でイーグルを奪うなど「65」をたたき出したイ・ミニョン選手。トータル9アンダーの3位タイには、同じく5番でイーグルを奪ったテレサ・ルー選手など強敵がひしめいています。
「今週もシブコの優勝はないなぁ!」と誰もが思っていたハズです。
ショットは調子良かったが、パットに苦しんだ予選ラウンドでした。
渋野選手にインタビュアーはプレッシャーをかけます。
「逆転優勝の可能性は?」と聞かれ
渋野選手は、「今日のようなゴルフをして全部1パットで入ればあるかもしれないけど・・・なかなかビックスコアを出せないので地道に頑張ります。」とちょっと面倒くさそうに対応。
ほんと!優勝。優勝って他に聞くことがないんでしょうか?重圧をかけすぎです。
このまま押し潰されるんじゃないだどうか?と私は心配しました。
しか~し!
最終日、何気に速報を見てビックリ! 渋野日向子-12
一瞬、自分の目を疑いましたが事実のようです。
あの絶好調だった申ジエ選手がスコアを伸ばしていません。
渋野選手は、15番を終えた時点で7つのバーディを奪い首位タイと並んいます。
「地道に頑張りますって、これ!ビックスコアやん!」
最終組は台風の影響で苦戦したようですが、渋野選手は1時間10分も前にスタートしているので、前半は雨も風もないツキがありました。
ツキを呼び込むのもゴルフじゃ~
16番チップインバディーで単独首位
極めつけは、16番のショートホール。
風が強くなる中でのティショットは、グリーンをオーバーして深いラフへ・・・
ここは何とかパーセーブして17,18でスコアを上げて欲しい・・・
緊張しながらテレビを見てましたが、アプローチショットは、なんとそままカップの中へ・・・
見ていたギャラリーは大興奮!私もテレビの前で大騒ぎでした。
チップインバディーで単独首位に立ちます。続く17,18番とパーセーブしてトータル13アンダーで後続を待ちます。
後にコメントで「弱いかな~と思ったら、なんかコロコロと転がって・・・見ていたら入った!」
まるで他人事のようです。ほんと笑える。
後続のテレサ・ルー選手が追い上げてきましたが、そのまま逃げ切り逆転優勝をはたしました。賞金も1億円超えです。
シブコ!あんたは凄い!
次は賞金女王てか! それ達成したら本当に凄いよ! 頑張れ、シブコ!