2019年、ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子オープン初日の注目組は、渋野日向子畑岡奈紗。そして昨年、同大会を優勝した大江香織

渋野日向子は、8月のAIG全英オープン覇者で前週のデサントレディース東海クラシックでは8打差を逆転して優勝するなど、今女子プロゴルフ界で最も人気のある選手です。

対して畑岡奈紗は、2週前の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で優勝し、同大会2017年の覇者。またアメリカツアーでも3勝する実力者。

この2人が同組とあって大勢のギャラリーが集まった模様です。

さて結果は、どうだったんでしょうか?

同組対決は渋野の完敗

1番の畑岡が2Dショットをピン1.3メートルに寄せ楽々バーディー、2番も6メートルを沈めて連続バーディー。

前半2ボギーのイーブンパーで折り返し、後半3バーディーを決めてトータル3アンダーで首位に3打差6位と好発進した。

一方の渋野は、2番のバーディーチャンスを逃してからパットが決まらず前半1オーバー。後半も最終18番をバーディーとしたが、2ボギーがありトータル2オーバーと畑岡と5打差をつけられ完敗でした。

渋野本人も「2番で外してから、ことごとくダメだった」「レベルの差を見せつけられた」と言葉を吞んだ。

キャディー・湯浅芹さんの助言

大会もう一つの話題は、渋野が起用したキャディーは”史上最年少”高校1年生「湯浅芹(ゆあさせり)」さん。

自身も指導を受ける青木翔コーチの教え子であり、勉強のために渋野に頼んだとのこと。

渋野はこれまで「プロキャディーに頼ってきたところもあった。自分で考える機会になる」と語った。

当然、ライン読みは渋野がしていたが、あまりにもパットが決まらないので、最後18番のバーディーパットは「湯浅芹(ゆあさせり)」さんに助言をもらう。

「ほとんど曲がらないと思います!」と湯浅さん

この助言により渋野は、1.5メートルのバディーパットで締め、「明日につなげることができた」「明日からライン読みよろしく!」と妹弟子を思う渋野の神対応。