<米女子ツアー「スウィンギングスカート台湾選手権」最終日(台湾・ミラマーゴルフCC=6504ヤード、パー72)>

47位で最終日を迎えた渋野日向子選手は、「69」で回り、通算3アンダーの39位で米ツアー2戦目を終えた。

優勝したネリー・コルダとは15打差に広がったが、バック9では5っのバーディを奪うなど、しぶ子らしいゴルフで締めくくりました。

チップインでピンチを回避

INからスタートした渋野選手は、10番でバーディを奪う好スタート。

続く11番は、二段グリーンの上に切られたピンに対して3パットのボギーとしましたが、その後アプローチを寄せてパーでしのぎ、前半をイーブンで折り返します。

苦手としていた15番ホールのティショットも今日は、ナイスショット。思わず笑みがこぼれます。

18番パー5では2オンを狙った2打目を珍しくダフリ左の距離のあるバンカーへ

そこからの3打目がトップしてギャラリースタンドの壁に直撃した。「冷や冷やしました。“壁ドン”ですよね」と言う渋野さん。

確かにドン!と音はしましたが意味が違います(笑)。

グリーン奥のラフからの第4打はショートさせたが、5打目を今大会3っめのチップインでピンチを回避しました。

流石ただでは終わらない渋野さん。台湾でも強く印象に残るプレーでギャラリーを沸かせます。

後半は5っのバーディ

後半は、スタート1番と2番で連続バーディ。3番パー3をパーで抜けると4番でバーディとスコアを伸ばします。

しかし、5番パー4でグリーン手前からアプローチをわずかにミスし1.5メートルのパーパットを外すと返しも外してダブルボギー。

ここで腐らずに続く6番パー5の3打目をピン手前につけてバーディを奪います。

1オンが狙える8番パー4では、右のバンカーに入れてしまいますが、そこから背丈以上の高さを越えピンに近いサイドからオッケーに寄せてバーディを奪います。

後半は5バーディ・1ダボの3アンダー。最終日は6バーディ1ボギー1ダブルボギーの3アンダー69でのラウンドとなりました。

1H 2H 3H 4H 5H 6H 7H 8H 9H OUT
パー4 パー5 パー3 パー4 パー4 パー5 パー3 パー4 パー4 パー36
33
10H 11H 12H 13H 14H 15H 16H 17H 18H IN
パー4 パー4 パー5 パー4 パー3 パー4 パー4 パー3 パー5 パー36
36

しぶこ人気は、台湾でも浸透

今週は80人中39位タイと、成績の面では大きなインパクトは残せなかった渋野選手ですが、「しぶこスマイル」は、台湾でも大きなインパクトを与えたようです。

同組の選手やキャディたちから「いつもスマイルでいい選手だね。来年米ツアーに来るなら歓迎するよ」と言われたとか

また、駆けつけた日本人ファンだけでなく、現地台湾のギャラリーからも片言の日本語でたくさんの声援が送られていました。

渋野さん、ギャラリーの方々には「もう、感謝しかない」とのこと

主催者であるスウィンギングスカートファウンデーションの会長からも「ぜひ来年も参加してほしい」と言われ、渋野選手も「前向きに検討します」と返答。

しぶこ人気は、台湾でも浸透しているようです。

来週は、日本で開催される米国ツアー「TOTOジャパンクラシック」に参戦する渋野選手。そこでどんなプレーを見せてくれるか非常に楽しみです。