<米女子ツアー「スウィンギングスカート台湾選手権」3日目(台湾・ミラマーゴルフCC=6504ヤード、パー72)>

1アンダー・34位から出た渋野日向子は、4バーディ、5ボギーの「73」とし、通算イーブンパー47位にまで後退した。

ツアー2勝で前年覇者のネリー・コルダが7バーディ、ノーボギーの「65」をマーク。通算18アンダーで単独首位に立った。

渋野選手、連続バーディと好スタートを切ったが……

今日も渋野選手はショット好調。出だしから2連続バーディでスタートします。

しかし、3番で15メートル近いロングパットを3パットのボギーとしてしまい、

続く4番もピンに近いサイドのバンカーに入れ、難しいバンカーショットが寄せきれずにボギーとスコアをスタート時に戻してしまった。

6番でも3打目のアプローチを寄せきれずオーバーしてボギー。

短い設定の8番パー4は3Wでグリーン手前まで運びバーディとしましが、前半はイーブンパーと波に乗り切れません。

15番ホールは苦手

後半もまたスコアを伸ばせず、きのう池に入れてダブルボギーとした15番ホールも右にプッシュアウトして、今度はカート道路を越えた花壇に入れてしまいました。

ナイスボギーで切り抜けますが、このホールは左から強烈なアゲンストが吹き渋野選手にとっては苦手なホールとなっています。

渋野選手、今日のホールバイホール

1H 2H 3H 4H 5H 6H 7H 8H 9H OUT
パー4 パー5 パー3 パー4 パー4 パー5 パー3 パー4 パー4 パー36
36
10H 11H 12H 13H 14H 15H 16H 17H 18H IN
パー4 パー4 パー5 パー4 パー3 パー4 パー4 パー3 パー5 パー36
37

渋野さん、「私のことは置いといて」

ホールアウト後の会見では「出だしからディボット跡からのショットを寄せられたし、パットも入ったので行けるかなと思いましたが、真っすぐのパーパットが入らなかった」と流れを切ってしまった3番ホールのボギーを悔やみます。

しかし、「後半はパットが入るようになってきたし、ショットはとくに悪くなかった」と話します。

確かに、見ていて明らかなミスショットは15番のティショットくらい。

初日から吹き続ける強い風や日本とは異なる芝の種類、グリーンの転がりなど初めて体験するようなことばかりですから、その中でスコアを大きく崩さずに頑張れていると感じます。

しかし、首位のネリー・コルダは18アンダーまで伸ばし、今日ベストスコアを出したアザハラ・ムニョスは8アンダーで回っています。

このことについて

「レベルの高さを痛感しています。こんな風の中でスコアが出せるなら世界で優勝できますよね。私のことは置いておいて」と渋野さん。

明日の最終日は、首位と18打の差がつき、優勝争いとは関係のない位置でのプレーとなりましたが、最後はどんなゴルフを見せてくれるのか明日も応援したいと思います。

頑張れ、しぶこ!