日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が18日、年間表彰式を開催。今季活躍した選手の中から、渋野日向子選手が「年間最優秀選手賞(MVP)」の他、「LPGA資生堂ビューティー賞」「LPGA輝き賞」「メディア賞ベストコメント部門」の4部門を受賞しました。
渋野選手が受賞したのは・・・
渋野選手が受賞したのは、
- 年間を通じての総合的な活躍度を評価する「メルセデスランキング」の1位に与えられる「年間最優秀選手賞」
- ツアー選手を対象としたプレー成績、社会への貢献姿勢、内面・外面の美しさにおいて最も輝いている選手に贈られる「LPGA資生堂ビューティー賞」
- 昨年新設された世界を舞台に顕著な活躍をした選手に与えられる「LPGA輝き賞」
- ゴルフ担当記者の投票で決まるメディア賞の「ベストコメント部門」
の4っです。
「ベストコメント部門」では、初優勝した国内メジャーの「ワールドレディスサロンパス杯」でのコメントです。
5月に行われたこの大会は、令和最初のメジャーチャンピオンということもあって話題になり、優勝したのがルーキーの渋野さんでした。
インタビュアーから「ツアー初優勝が公式戦と言うのは、日本人選手8人目です。」と振られ
渋野さんが、たどたどしく「私で良かったのでしょうか?」と言ったのがベストコメントに選ばれました。
正確には「私で大丈夫なんですかね」でしたが、この時どれほどの人が今季彼女の活躍を想像できたでしょうか?今となっては懐かしい思い出です。
「LPGA輝き賞」については言うまでもありません。世界を驚かせた8月の「AIG全英女子オープン」は、まさに世界を舞台に顕著な活躍をしました。
「LPGA資生堂ビューティー賞」もまた、社会への貢献姿勢は輝いていました。特にギャラリーの子どもへの対応は、自身も「子どもが好き」と公言している通り、自然な接し方には美しさを感じます。
また、「年間最優秀選手賞」には、賞金が500万円と副賞にメルセデスベンツが送られています。これで今季彼女が手にした高級車は5台目。金額にすると5千万は下らないそうです。
獲得賞金も海外を合わせると2億2400万円超え、これに「ワールドレディスサロンパス杯」の直後には「ビームス」とウエア契約を結び、全英から帰国後には「Tポイント・ジャパン」とスポンサー契約を締結。10月には「JAL(日本航空)」とサポート契約を結んでいます。
これらのスポンサーから優勝すれば特別ボーナスが出るのは、ゴルフ界の契約としては一般的なのだそうです。
渋野さん、一体いくら稼いだのでしょうね。「参りました!」と言う他はないでしょう。すべてを含め、今回の受賞おめでとうございます。
大晦日には、NHK紅白歌合戦のゲスト審査員になることもこの日発表されました。令和元年の顔「渋野日向子」というわけですね!
こちらも楽しみにしています。
今日の”しぶこ節”
晴れの表彰式で”しぶこ節”もさえ渡りました。
年間最優秀選手賞の受賞は、555.5ポイントだったことに「あー、GO,GO,GO,GOだ!知らなかった。来年も頑張ります!」
副賞のベンツは「GLE300d4MATIC」で「めっちゃ格好いい。あの形好きなんです。お父さんに運転してもらって私は助手席に乗ります」
LPGA輝き賞では「全英の最終ホールで入ってくれなかったら3パットだったので、神が舞い降りてくれたなと思った」と振り返った。
この日渋野さんは、黒を基調にしたシックなワンピースドレス姿。ドレスのコンセプトについて聞かれると「宇宙系?ですかね。宇宙に羽ばたこうかな。いや、ウソです(笑)」
内面外面の美しさにおいて最も輝いていた選手に贈られるLPGA資生堂ビューティー賞では「私生活はいつもジャージーなので、そこは変わらないとなと思います」と照れ笑い。
最後にクリスマスの過ごし方は?「メリー親知らずです」と笑わせました。こちらは親知らずを抜く予定だそうで、悲しいクリスマスをあえて笑いに変えました。
来年の目標について「オリンピックは代表に入れるように頑張りたい。米ツアーには2021年に行こうと思っているので、その準備を1年間頑張ろうと思っています」とこちらは真剣な表情でコメント
司会を担当した徳光和夫氏は「いつも何を言うか考えているんですか」と言う質問に渋野さんは、
「台本を読むと棒読みになってしまう。だから私は思ったことを言った方が良いんです」と、あえて面白いことを言おうともしていない。パッと思いついたり、考えていることをその場で言っているという。
“しぶこ節”は狙っているわけでもなく、本当に自然体のようです。