2019年日本女子オープンの予選ランドは、渋野プロ、畑岡プロそして昨年の覇者ユ ソヨンの組に注目が集まった。

日本一の女子ゴルファーを決めるとあって、特に渋野、畑岡の2人は2020年東京オリンピックの最有力候補選手であるため多くのギャラリーが詰めかけたようです。

先に結果を言うと、畑岡はユ ソヨンと共に10アンダーの3位タイ。渋野は遅れて7アンダーの9位タイで決勝ラウンドに挑むことになりました。

予選初日:バウンスバックで蘇る渋野

予選初日の渋野は、序盤2バーディを奪い幸先の良いスタートをきるが、6番の2オンを狙えるロングホールで、2打目をペナルティエリアの森の中へ引っかけて、痛恨のダブルボギー。

「おいおい!そっち飛ぶか?」とホールアウト後のシブコ節は笑えた!

ダブルボギーで前半のスコアを台無しにしてしまった渋野だが、7番で約5メートルのバーディパットを沈めてバウンスバックが成立。

つづく8番ではグリーン奥のバンカーからチップインバーディを決めて、2アンダーと前半のスコアに戻しました。

カップインしても派手なガッツポーズはなく、彼女も驚いた様子。

何をやるか予想ができない渋野。東海クラシックで優勝を決めたチップインバディーを思い出されるプレーだ。

しかし、続く9番の2打目をフェアウェイの木に当ててボギーとしてしまう。「なぜ、下から行かなかったんだろう?」と解説者の塩谷プロも困惑したようす。

だが、ここはシブコ!次の10番ではバウンスバックを決め、続く11番はセカンドショットをピンそばにピタリと付けて楽々のバディー。

「まるでバウンスバックを決めるためにボギーを打っているようだ」と皮肉りながらも渋野のプレーを称えた。レジェンドも渋野のプレーを楽しんでいるようだ!

※バウンスバックとは、ボギーかそれより悪いスコアで上がったホールの直後に、バーディかそれよりいいスコアで上がること。

このあと渋野は、15、17番とバーディとし、終わってみれば8っのバディーを奪い、初日はスコア67の7位タイの成績でした。

タラレバを言っちゃうと、ダボとあの木に当てなければ首位タイの成績だったのにね!

対して畑岡は、出だし連続ボギーとしましたが、すぐに立て直してその後はノーボギー。奪ったバーディは7っと渋野と並ぶ7位タイで終えました。

ユ ソヨンはノーボギーと終始安定したプレーで4アンダー12位タイ。首位 ペ ヒギョンとは4打差の位置。

予選2日目:安定の畑岡は10アンダー

予選2日目の畑岡は、ノーボギーで5っのバーディを奪い、予選ラウンドを10アンダー3位タイで終えました。

「最低5っはのばしたい」と公言どおりのプレーは、さすが2大会連続チャンピオンの実力。

同じく ユ ソヨンも10アンダーの3位タイ。

ユ ソヨンにとって東京オリンピックではアウェイとなる日本。

今回も渋野、畑岡を応援する大勢のギャラリーに囲まれながらのプレーでしたが、さすが世界ランク1位を取った精神力の強さを感じました。

渋野は5っのバディーを奪うもボギーは3っで7アンダーの9位タイです。

さてシブコ!この強敵たちを相手に追いつくことができるでしょうか?首位とは5打差で決勝ラウンドに挑みます。

頑張れ、シブコ!

では

日本女子オープン予選ラウンド結果

1位 ペ ヒギョン -12
2位 大里 桃子 -11
3位タイ ユ ソヨン -10
3位タイ 畑岡 奈紗 -10
5位タイ 岡山 絵里 -9
5位タイ 原 英莉花 -9
7位タイ テレサ・ルー -8
7位タイ 申 ジエ -8
9位タイ 木村 彩子 -7
9位タイ 渋野 日向子 -7
9位タイ キム ハヌル -7
9位タイ 下川 めぐみ -7