渋野日向子の似顔絵、リコーカップ2019

<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇12月1日◇宮崎CC(宮崎県)◇6535ヤード・パー72)>

5アンダー・3位から出た渋野日向子プロは3バーディー、1ボギーの70で回り、通算7アンダーで古江彩佳プロと並ぶ2位で最終戦を終えました。

単独2位以上が逆転の最低条件でしたが、1位に約757万円差の2位に終わり賞金女王とはなりませんでした。

鈴木愛プロが6バーディー、2ボギーの68と意地を見せ、通算5アンダーで5位に食い込み、見事に2年ぶり2度目の賞金女王です。

渋野プロ、笑顔でバーディフィニッシュ

最終日の渋野プロは、1番から11番まですべてパーというもどかしいゴルフが続きました。

定由キャディーから「もっとボールを見て打った方がいい」と助言を受けた12番パー3のティショットを30センチにつけてやっと初バーディー。

続く13番パー5も3ndショットを80センチに寄せて連続バーディを奪い、首位と1打差まで詰め寄ります。

しかし、15番で2メートルのパーパットを外し、続く16番ではチップインバーディかと思われたショットもカップにけられてバウンスバックならず。

トップのぺ ソンウプロもスコアを伸ばしていた為、この時点で優勝の見込みはなくなりました。

賞金女王争いも鈴木プロが5位に食い込んだ為、優勝が絶対条件となったので、ここでほぼ決着です。

渋野さん、緊張の糸が切れたのでしょう。18番のティーイングエリアでは同組の古江プロと談笑しながらモグモグタイムです。

その後、気持ち良さそうに振りぬいたドライバーショットはフェアウェイのど真ん中。2ndショットはダフリ気味でしたが、ボールはピン手前1.5メートルの位置まで。

このパットを強気のタッチで沈めてバーディーフィニッシュとしました。

照れ笑いする渋野さん、このシーンは全英の最終ホールとかぶります。

既に逆転賞金女王の可能性は消えていても、心の底からの笑みを浮かべてギャラリーの拍手にこたえました。

渋野さん、「最後のバーディーで悔いがないです。これ決めたら気持ち良く終われると思って打ったので、思わずにやけてしまった。今は全然人が違うくらいに気分がすっきりしてます」

”微笑みの天使”から“スマイルシンデレラ”へ、笑顔のプレイを貫いてきた今季最終ホールも笑顔で締めくくりました。

賞金女王になれなかった悔しさは?「全くないです。すいません(笑)」

盛り上げたかったマスコミにも笑顔で対応。

そもそも「もう賞金女王のことは考えてない。」と何度も言っているのですが・・・マスコミの方々残念でした。

リコー杯 最終日、渋野プロのホールバイホール

1H 2H 3H 4H 5H 6H 7H 8H 9H OUT
パー4 パー5 パー4 パー4 パー3 パー4 パー4 パー3 パー5 パー36
36
10H 11H 12H 13H 14H 15H 16H 17H 18H IN
パー4 パー5 パー3 パー5 パー4 パー4 パー3 パー4 パー4 パー36
34

8月の全英女子オープン優勝から始まったシブコ劇場は、今週でひと区切りつきましたが、休む間もなく、来年へ向けた体作りをするそうです。

来年は、東京オリンピック出場が最大の目標。米ツアーのメジャーを中心にスポット参戦する計画で、2月には早くも試合出場を予定とのこと。

今から年明けが待ち遠しいですね。

最終戦を終わって現在の世界ランキングは12位。鈴木愛さんは17位まで上昇しました。15位以内ならオリンピックに出場できるので、ぜひ獲得してほしいですね。

お互い頑張ってください!