2019年のツアー最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」が閉幕し、惜しくも約757万円届かず賞金女王を逃した渋野日向子さんでしたが、メルセデスランキングでは1位となり、年間最優秀選手賞(LPGA Mercedes-Benz Player of the Year)を受賞しました。
メルセデスランキングとは
メルセデスランキングとは、各大会での順位や出場ラウンド数をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価するものです。
ポイントは大会ごとに上位20位タイまでの選手に付与され、優勝者30pt、2位20pt、3位18pt…とベースポイントが配分されます。その上で、4日間競技では1.5倍、メジャーでは2倍と大幅アップ。そのほか、出場ラウンド数に応じて1ラウンドあたり1ptが加わりますが、これは大会によって変動しません。
メルセデスランキングは賞金ランキングと同様に、50位以内の選手が翌年1年の出場権(シード権)、同51位から55位の選手に前半戦出場権が付与されます。
また、メルセデスランキング(最優秀選手賞)に輝いた選手には翌シーズンから3年シードが付与されます。
賞金ランキングでシード権を逃した選手も、メルセデスランキングは出場試合数も加味されるため、シードを獲得する可能性があり、特に前半戦出場権を持つ選手が増える確立は高いと言えそうです。
渋野さん、副賞のベンツをGET!
ポイントの仕組みをよく分かっていなっかた渋野さんですが、先週の「大王製紙エリエールレディス」を優勝したことで、ランキング1位だった申さんを抜いて1位に浮上。
最終戦は5.5ポイントと僅差でしたが、渋野さんが2位タイで終えたのに対し、申さんは7位タイ。ここで17ポイント差に広げ、初の最優秀選手賞(MVP)受賞を決めました。
「大王製紙エリエールレディス」の開幕前に「おー!思ったよりも差が開いていないので、これ(メルセデス・ランキング)も頑張りたい」と話していたが、宣言通り獲得できました。
これで翌シーズンからの3年シードに加えて、500万円。それと副賞のメルセデス・ベンツの車両も獲得。「車に乗るとストレス解消になるのですが、最近はなかなか乗れていなかったので、家の周りをうろちょろしたいと思います(笑)」とのこと
なお、渋野さんが今年賞品として車をもらうのは「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」のメルセデス・ベンツ、「資生堂 アネッサ レディス」のジャガー、「デサントレディース東海クラシック」のスバル、「大王製紙エリエールレディス」のBMWに続いて5台目となります。
ちなみに、サロンパスカップのベンツはお父さんにプレゼントしたんだとか・・・あとはどうしたんだろう?
愛車のレクサスは?なんて気になりますが、あまり推測するのはよしましょう。
とにかく、激動の1年間お疲れ様でした。メルセデスランキングの最優秀選手賞受賞おめでとうございます!