河本結選手が今季から米LPGAツアーに参戦。彼女の掲げる目標は “世界一”。日刊スポーツのインタビューで自身のゴルフノートを公開し、その思いを語りました。
2018年のステップ・アップ・ツアーで4勝し、賞金女王となった河本選手。昨年も、JLPGAツアー「アクサレディス」で早々と優勝を決め注目されました。
昨年は、渋野選手の全英優勝から”しぶこフーバー”に埋もれた感はありますが、ルーキーイヤーの河本選手も賞金ランキングは6位。世界ランクは日本人6位と好成績を収めています。
厳しい米ツアーのQT(予選会)にも通り、今季から米LPGAツアー参戦を決断したのも、渋野選手の活躍に刺激を受けた一人ではないでしょうか?
以下、河本選手のコメントです。
「小さい頃からの夢で、世界への憧れがありました。ゴルフを極めたい。それだけですね。日本でやる方が安定してお金は稼げる。向こうに行けばお金もかかるし言葉も分からないし、環境は厳しい。でも世界一になりたいんです。後悔をして生きたくない。一生のうちに頑張るのは、今だと思うんですよ。日本での安定が幸せではなくて、目標を持って頑張ることが私にとっての幸せなんです」
アース・モンダミンカップで、全英の出場権を逃した河本選手は、
「全英は見ていないです。寝ていました。心のどこかに、悔しさがあったんだと思います。あそこに立っているのは私のはずなのに…。そう思っていました。アースで順位を落としてしまったのは、初めてのレギュラーツアーで、連戦で疲れていた。心が沈んでいて、パッティングがダメになった。目の前のチャンスを、自分で逃してしまった」
「ゴルフは気の流れが大事なスポーツ。しぶこ(渋野)は、流れを全て引き寄せた。周りの人、みんなから応援されて『しぶこ、しぶこ』になった。本当は、悔しかったですね。でも日本人が全英で勝ったということは『私たちもできる!』と証明してくれたということ。あの時は流れを渡してしまったけれど、あれは私がもっと大きくなるための試練だと思っています」
渋野選手の活躍をこれほどまで「悔しい」と公言した選手は他にいません。今季ゴルフにかける思いが、ひしひしと伝わります。
また、東京オリンピック出場も、まだ諦めていないと言う
「東京五輪出場はもちろん。心の中にはあります。これは言うと、みんなにバカにされちゃうから今まで言ったことがないんですけれど。グランドスラムを達成して、殿堂入りしたい。まずは米ツアーでシード権を取って、次に賞金ランク3位を目指す。高い目標を掲げて、1つずつクリアしていく。自分の中では、しぶこの次にメジャーを勝つのは私だと思っています。一緒に世界のトップを目指したい」
素晴らしいコメントです。是非とも畑岡奈紗、渋野日向子、鈴木愛に続いて河本結の4人が出場できることを期待します。
今季、河本結選手にも注目です。
記事全文はこちら→河本結「世界一になりたいんです」/インタビュー